OUR OPINION 記録ジャーナルの地球環境テーマ
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私共の取り組む地球の環境問題は、人々が仕事や生活を行うことによって、国内から地球規模にまで影響が広がる環境問題をはじめ、先進国を含めた国際的な取組が必要とされる地球規模全体が指標です。
地球温暖化について
地球温暖化は、大気中の温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、フロン等の)濃度が工業活動により増加し、温室効果が高まることによって地球全体の気温が上がる現象です。このままですと21世紀末までには地球平均気温が2.4℃〜6.4℃上昇し、海面も約〜59cmほど上昇すると予測され、異常気象、農業生産や生態系への影響が出始めています。
オゾン層の破壊について
オゾンは成層圏にあり、太陽光からの有害な紫外線を吸収し、地球上の生物を守る働きをしているが、大気中に放出されたフロンなどによって成層圏のオゾン層が破壊されています。 そのため、有害な紫外線量が増大し人々の皮膚への刺激やや白内障など人体への影響を引き起こすことが始まりつつあります。
熱帯雨林の減少について
熱帯林は、野生生物の生息地であり、二酸化炭素を吸収して酸素の浄化をしています。焼畑耕作や森林伐採などにより毎年日本の約4割の面積が消滅していると言われてます。熱帯林の減少は、本来の生態系が損なわれるなどの直接的な影響のほか、地球温暖化を加速するなど間接的な被害もあたえているのです。
酸性雨
酸性雨は、化石燃料を燃焼することにより大気中に放出された硫黄酸化物や窒素酸化物が、化学反応により硫酸イオンや硝酸イオンとなり、これが雨や霧に取り込まれて降ってくる現象。
酸性雨は、森林や農作物に被害を与えたり、河川や湖沼を酸性化し、魚類等の生息できない環境にするなど、生態系に大きな影響を及ぼすことが懸念されている。
野生生物の種の減少
野生生物の種は、自然界における進化のプロセスの減少とは異なり、人間活動による生息・成育地の破壊や乱獲により急激に減少している。現在、生息地の破壊等により、哺乳類の23%、鳥類の13%、両生類の32%が絶滅危惧種とされている。
有害廃棄物の越境移動
廃棄物は、人間活動の拡大に伴う量や処理費用の増大などにより、開発途上国などに輸出されるようになった。廃棄物の中には、有害な物も含まれていることから、処理が不適切な場合は河川や地下水、土壌などを汚染し問題となっている。
砂漠化
砂漠化は、気候変動に支配された降雨量の減少による乾燥化や、開発途上国での人口増に起因する過度の開墾による表土流出、薪炭としての過度伐採、家畜の過放牧等により引き起こされており、食糧生産基盤の悪化、生物多様性の喪失など深刻な影響を及ぼしている。
海洋汚染
海は、河川からの汚濁物質の流入、船舶事故や、石油等の海底資源の開発に伴う油汚染、廃棄物の海洋投棄などによって汚染が進行しており、この海洋汚染により海洋哺乳動物や魚類・鳥類等への影響、漁業への影響などが問題となっている。
開発途上国の公害問題
開発途上国は、都市化や工業化の進展に伴い、大気汚染や水質汚濁などの公害問題が深刻化している。多くの開発途上国では、資金、技術、人材等の不足のため公害問題への十分な対応が困難な状態にあり、有効な対策を進めるためには、自国の努力に加えて先進国の協力が不可欠になっている。